2012年9月18日火曜日

シカ肉をさばきます! 現代里山考。

引き続き岩崎です。

「現代里山考。シカの命をいただきます。」
米澤さんのお話に続き、アントンの中村さんによるシカのモモ肉解体の実演です!

小さな包丁で筋肉の分かれ目を開いて部位をバラバラにしたあと、スジをとり、料理できるかたちに切っていきます。

最近は料理人でも、お肉をさばく機会が少なく、技術をもった人も減少しているとのこと。
中村さんは子牛などをさばいた経験もあり、それゆえ大きいまま仕入れてお店でさばき、筋や骨まで無駄なくお料理に活かされます。

十数名の参加者の皆様は、まさに目が釘付け。企画側の坂本さん、米澤さん、中脇さんも「自分たちがやりたかった企画」というだけあって、身を乗り出してご覧でした。

猟師さんとのお付き合いや、流通のコストが精肉の値段をあげることなど、興味深いお話(裏話も?)もお聞かせ頂きました。

印象的なシーンは「シカ肉をさばくことで、長いこと使っていなかった技術が、目覚めた」という中村さん(と、その言葉に「ええ話、出た!」とすかさず反応する中脇さん)。