レポーター部の岩崎です。イタリア料理「アントン」さんにて、シカ問題のお話とシカ料理の催し「現代里山考。シカの命をいただきます。」に参加しております!
第1部はお話コーナー。はじめは大阪自然史センターの米澤さんが、「ニホンジカってどんな生き物?」というシカの基礎知識に始まり、分布範囲の拡大や個体数の増加の実際の調査データからシカ問題をご紹介下さいます。
シカに関する農業への被害で、兵庫県はワースト3位(1位は北海道、2位は長野)。
食害で森林が破壊されると鳥や虫が減ったり自然災害の被害拡大にもつながってしまいます。
シカは生きるために毎日のごはんを食べているだけなのに…。シカとの関係を考えなければなりません。
そこで今回のシカを食べるというテーマにつながります。
栄養面にも味にも優れたシカ肉は「夢の食材なんです♪」ということで活用の研究が進められているそうです! 衛生・流通から美味しい料理法まで…。
フロアからも質問が出て、店内全体が少人数イベントならではのいきいきとした学びの空間になっております!
「シカ肉を普通の食材として暮らしに浸透させて、シカ肉を食べることから環境や生物多様性を守ることへつなげていきたい」という米澤さんのメッセージです。