2012年6月4日月曜日

鳴く虫たちの生育レポート!

こんにちは。伊丹市昆虫館の坂本です。

6月ですね。
汗ばむ日も増え始め、そろそろスズムシたちが孵化しはじめます。

昨年の「鳴く虫と郷町」会期後に実施した「スズムシ里親制度」で越冬に挑戦くださった里親の皆さんから、少しずつ孵化している情報をいただいています。

まだ昆虫館にはスズムシの孵化幼虫はいないので
(実はスズムシは全て愛好家の方からの寄贈によって、まかなわれているんです!)
先日捕まえたキリギリスの成育レポートを。




昆虫館にいるキリギリスの幼虫たち。
ほぼオスばかり100匹くらいいます。(お尻に卵管が出ていないのがオスなのです)






準備イベント「初夏のキリギリスハンター」や有岡小エコクラブのみなさんが集めてくださいました。




学習室という部屋で3つのケースに入れて展示しながら、ニンジンや金魚用(意外ですか?)のエサなどを与えて育てています。

またこれから定期的な虫たちの情報もお伝えしていきますね。
どうぞよろしくチェックください!


【追伸】
思い出したのですが、中国では鳴く虫のエサによく使われるのはごはんやお粥です。
キリギリスには茹でた大豆を与えるそうです。こんなのも試してみたいですね。