2012年5月28日月曜日

「初夏のキリギリスハンター」 レポート《ハンター総勢55名!》

鳴く虫と郷町のインターンとして、初参加させていただきます、
京都造形芸術大学の吉濱芳(よしはまかおり)です!
ウワサには聞いていた「鳴く虫と郷町」に参加でき、楽しみにしておりますっ。

さて、2012年の鳴く虫と郷町が動き出しました!わー!!!



はじめのイベントはキリギリスハンター!
鳴く虫と郷町の主役であり、町中で涼しげな音色を奏でてくれるキリギリスを捕まえに行きました。

「鳴く虫と郷町」で活躍する15種類3000匹の虫たちは、すべて自主採集や愛好家からの寄贈でまかなっているんです(え…ホントですか…)。

その中の一種、キリギリスは昼間もよく鳴いてくれるので、人気が高いんですが、成虫になってからだと、ピョンピョンはねて、採るのが難しいんです。

そこで「幼虫のこの時期に採って、成虫になるまで育てよう!」となったそう。
しかも近隣小学校のご協力を得て、育てるのはこどもたちのクラス。
観察日記などに活用してもらっています。

そんな循環型の採集イベント「初夏のキリギリスハンター」。
このブログでもさながらツイッタ—のように怒濤の更新がされておりましたが、
今回はそんなハンター達の一日をまとめてみました。

朝10時にJR伊丹駅に集合した後、みんなでぞろぞろと移動します。
このイベント初参加の私(よしこ)はまず集まった人の量にびっくり!
なんと総勢55名!!!

全員集合し、昆虫館の学芸員、坂本さんから諸注意があったあと
近くの河川敷にまで移動します。



信号が待ちのちびっこハンター諸君
虫取り網に自前のカゴ。やる気満々です。
その後ろにいるお兄さん達ももちろんハンター!

さて、そうこうしているうちに河川敷に到着!



キリギリスをハントするにあたっての説明があります。
「どうやったら見つけられるのか」
「捕まえるときのコツは?」
みんな興味深々に説明を聞きました。



さて説明が終わった後にいよいよ捕まえにいきます!

っと、そのまえに・・・


一枚記念撮影!

こここでいよいよスタートです!
クモの子を散らすように河川敷に広がるハンター




目標は100匹!
さてさて、捕まえられるでしょうか??



開始早々に「つかまえたー!」の声!
まさしくキリギリスです。小さくてかわいいー!



大人も子どもも、ハンター達のにぎやかな声が河川敷に響きます。

捕まえたキリギリスは昆虫館の坂本さん、角正さん、大橋さんに確認!
「これキリギリス?」
「はい、間違えないです」
やっぱり虫と日頃からふれあっているプロのお墨付きがあるとホッとします




「こんなにとったよ」
と見せてくれた彼は虫取り名人!
かごには沢山のキリギリスが・・・!
これ全部一人でとったの!?



「わたしもとったよー」
「どれどれ?」



という一コマ。よく見ると網の中には2匹も入ってる!

この日は気温が26度でとても暑かったので、休憩時間もとりながらやっております。

さてさて、休憩後・・・
「キリギリスあつまりました?」
「はい、こんなに!」



「すごい量!」
「さすがに7年目にもなると、みんな捕まえるのがうまいです!!」
プロのお墨付きをいただいたハンター諸君、ばりばり網をふるっています。



写真の彼は虫が苦手だったようですが、
今回のキリギリスハントに参加してはじめて虫が触れたそうです!
いい笑顔だー

そうして2時間ほど時がすぎ・・・


目標の100匹達成しました!

すごい!!


最後にみんなで「取ったどー!!!」



そうしてハンター達の戦いが終わりました・・・。




最後に晴れやかな顔をして去っていくみなさん。
実は今日は、商店街の方々、市民のみなさんの他に、地元企業である尼崎信用金庫の社員さんも参加下さっています。

企業のイベントへの助成とかは聞きますけど、
こうやって一緒にハントするの、良いですよね〜。
今日はお疲れさまでした!


そして、今日の主役だったキリギリス達



まだ小さくてかわいい〜。
今年も素敵な音色をよろしくおねがいしますね!!!


私はこの企画自体に初参加でしたが、
町の人達と、大人も、子どもも、企業の社員さんも、
みんなで汗を流して動くのはとても気持ちよかったです。
このキリギリスくん達が、どんな音色を聞かせてくれるのか・・・
9月が今から楽しみになりました。

みなさん、おつかれさまでした!


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鳴く虫と郷町インターン/京都造形芸術大学 3回生 吉濱芳